一万円で欲しい物は中々思いつかない

朝から少し曇っていますが、晴れ間も時々見えます。

昨日のように、突然雨が降ってくるかもしれません。

冷蔵庫の野菜がほとんど空になったので、午後から車で西友に買い物に行きました。

今日は5%引きの日ではありませんが、土曜日なのでそこそこに混んでいます。

いつものように自走式の立体駐車場へ車を入れると、歩いて地上まで降りました。

外へ出たとたんに、かっと暑い日差しの感触があります。

先ほどまで曇っていたのに、陽が射すとさすがに、痛いほどに暑さを感じます。

逃げ込むように西友に入ると、涼しさは別天地で、快適そのものです。

マスクをした小さな子供たちが親に手を引かれて、あるいは纏いつくネコのようにうろちょろしているしぐさがとても可愛く、思わず微笑みがこぼれます。

コロナウィルス感染が第2波の真っ最中なので、買い物も長居は不要で、必要な食料品をかごに次々入れ、ぐるっと回ってレジの列の最後尾につきました。

妻と分担して、食料品が肩からぶら下げて、立体駐車場に戻ってきました。

私の車の隣に、停めた時は無かった、大きなワンボックスが駐車していて、エンジンをかけて中で老人が一人待っているようでした。

一緒に行けばよいものをと思いましたが、コロナウィルス感染の危険性を避けるため残ったのかもしれません。

買い物を済ませて、家へ帰ってくると、早速リビングにエアコンを入れて、もうそこに籠って外へは出ません。

車に1人閉じこもっていた老人と、相通じるところがあります。

パソコンを開いて、アンケートサイトを開いたら、1万円で欲しい商品名を入れてくださいというのがありました。

それならと、少し前からあったらいいなと思っていた、ジャンプスターターはどうかと、アマゾンを検索しました。

車のバッテリーが古くなってきたので、突然死対応と、昨今の災害対応のために、モバイルバッテリーとして使えれば何かと安心だろうと思いました。

と思いつ調べてみると、これが中々1万円前後の商品がありません。

日立製のジャンプスターターが良いのではないかと思いましたが、2万6千円以上もします。

ほとんどのジャンプスターターが中華製品で4千円から8千円ぐらいのものです。

探すとなるとほぼ1万円という商品は見当たらないのが意外でした。

それならば、1万円で欲しいものは、山とあるだろうと思い、具体的に商品名を挙げてみようとすると、これが中々出てきません。

思えば、最近1万円でさえ、買えるものが少なくなったのではないかと思えます。

1万円で欲しいものというのは、意外に難しいものです。

衣や食で、無理やり1万円のものをひねりだそうとすれば可能かもしれませんが、それらは、今私が欲しいものとは違います。

パソコンのパーツには、ケースやメモリ、HDD、SSDに近い金額のものはありますが、それだけで欲しいものというのは中々少ないものです。

昔から万札というのは高額紙幣の代名詞ですが、いざ1万円で欲しいものを思い浮かべようとすると、容易に出てこないということがとても妙です。

お札の最高金額は今でも1万円以上はありませんから、高額品を表すバロメーターであることは今でも変わりはありません。

この1万円は、今あるこの私自身を計るバロメーターなのかもしれません。