数独

今日は午後から曇り日となりましたが、相変わらず気温は高く、エアコンの効いているリビングから廊下へ出ると、もわっとしてまるで暖房が効いているようです。

天気予報では名古屋は35度ですから、熱暑で、熱中症対策が欠かせません。

最近、妻が数独に夢中になっています。

どのようなきっかけであったかよく分かりませんが、日曜版にある問題を嬉々として解いているようです。

数独(すうどく)という言葉の響きが、何となく数学の独り学習のような、ちょっと真面目で難しそうなイメージがあるのが良かったのかもしれません。

数独が、パズル制作会社ニコリが商品登録をしていて「数字は独身に限る(すうじはどくしんにかぎる)」の略語であるというのは知りませんでした。

数独は外国でもSudokuと呼ばれるらしいので、日本で考案されたものかと思いきや、そうではなくて、現在の数独はアメリカ人建築家ハワード・ガーンスが考案したものだということです。

これは「ナンバー・プレイス Number Place」の名前で呼ばれていたそうですが、それを1984年にニコリが日本で紹介して単行本で刊行したときに数独という名前をつけたのだそうです。

1997年にニュージーランド人ウェイン・グールドが日本の書店で数独の本を入手し、数独をコンピュータで自動生成するプログラムを作る事に成功したことから、イギリスの新聞・タイムズに売り込み、2004年11月12日から Su Doku の名で連載を開始したものが、2005年にイギリスで大ブームとなり世界的に広がったとのことです。

そのために数独は外国でもSudokuと呼ばれるようになったということです。

ややこしい経緯ですが、本来数独はナンバー・プレイス Number Placeと呼ぶのが正しいということになります。

毎年開催される世界選手権(世界ナンプレ選手権)でさえ英語名でWorld Sudoku Championshipと呼ばれるのは、庇を貸して母屋を取られたような感じではあります。

とはいうものの、3×3のブロックに区切られた 9×9の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れる、この所謂ペンシルパズルは実際にやってみると、妻ならずとも人々を虜にする楽しさがあります。

記憶力を再生して、脳の老化を防止する効果もあるらしいので、私も時々トライしてみようかと思います。