白髪染め

今日は台風15号の影響で雨が降ると思っていましたが、どうやら関東の方へ進路が寄ったので、ここ名古屋は外れて快晴の暑い一日になったようです。

今日は、白髪を染めることにしました。

以前に床屋へ行った時、歳を取った男が頭の白髪を染めてもらっていて、床屋の主人と話しをしているのを後ろで聞いていました。

男曰く、白髪だらけの頭を見ていると、自分で元気が無くなってしまうというのです。

だから自分のために、黒く染めたいと言っているのを聞いて、確かにそうだと納得しました。

その男の頭髪は、ほとんど5分刈りの短い頭髪でしたが、それでもそのように思うのです。

男で歳を取って染めることに対しては、何となく悪いことのような風潮があるように思います。

他人がどのように思おうと、自分のためだけにやるのであれば、関係ありません。

陰口は実際に聞こえなければ、無いのと同じですので、気にすることはありません。

他人に迷惑をかけることではないので、自分でやりたいようにすれば良いのです。

私も自分を元気にするために、ささやかな抵抗を続けてきました。

完全に真っ白になってから染めることは、周りの目が気になるので、とても勇気が要ります。

真っ白な白髪が定着してしまった人が、突然染めたら、周りの人がどうしたのかと驚きます。

少し白髪が目立ち始めたら、染めるのがあまり目立たなくて良いようです。

ただ頭を染めるのを良く思わない人も少なからずいるので、あまり自説を強調するのは良くないかなと最近は反省しています。

そのような時は、にっこり笑って、さりげなく「そうですか、私は染めても良いと思います」の一言で、それ以上は言わない方が良いでしょう。

夏目漱石が言っている様に、「智に働けば角が立つ情に掉させば流される」正にその通りです。