4月9日、水曜日、快晴、温かく申し分のない陽気に誘われて、妻と平和公園へお花見に出かけました。
去年は、カーシェアのヤリスを借りて平和公園を訪れましたが、今年はマイカーのインプレッサです。
桜は満開を過ぎて、2割方葉桜となっていましたが、平日であるにもかかわらず、駐車場は満車となっており、公園内の路なりに数珠繋がりとなって車が連なっていました。
桜の木の下にシートを敷いて、少し薄れたピンク色の爛漫を見上げながら、小さな子供と母親がお弁当を広げている光景もまた華やかです。
妻は、昨日、一昨日と2日連続で、別々の女友達と山崎川と荒子川公園へ行き、歩き疲れたためか、車の中からゆっくりと平和公園内を巡ることとなりました。
それでも、妻の老父母が生前購入した墓碑を例年通り、しっかり掃除して、ついでにあまり花見客が訪れない閑静な霊園内の桜並木を数十分歩いて巡りました。
ある墓石の近くを通った時に、何故か裏側に彫られた没年74歳という文字が目に入りました。
私も今年の誕生日がくれば74歳、数え年であれば既に74歳ということになります。
もう、死んでもおかしくない歳であったかと、今更ながら想います。
私は、既に母親よりも8年以上生き長らえ、あと4年で父親が没した歳に到達します。
普段、あと数年で100歳の大台を迎える義父と接することが多いので、いつの間にか自分はまだまだというつもりになっていました。
普段訪れることのない霊園の中では色々と想うことがあります。
風にハラハラと散る花弁が、このところの晴天のため水が涸れた小さな川に、ふわりとした薄いピンク色の厚い絨毯のように積もっていました。
今年のお花見の締めは、藤が丘周辺の桜並木です。
例年のけぶるようなピンクの雲は、枝が切られて大分ゴージャスさは薄れましたが、ゆっくり進む車のガラス越しに妻は充分楽しめた様子でした。
今日の名古屋は、晴れ、最低11度、最高22度、風速1m/s、湿度35%、群青の空の下、うららかな春の日和です。