4月5日、金曜日、6時に起きて、ゴミ出し、生憎の曇り空、せっかくカーシェアを予約してお花見に行く予定だったのに天気予報が1日ずれたようです。
このようなことは、よくあることなので、気にせず、お花見は決行です。
マイカーであれば、いつでもOKですが、カーシェアはいつでも空いているわけではありません。
今日の名古屋は、曇り、最低13度、最高16度、風速0m/s、湿度81%、小雨が降って、少し寒さを感じます。
ヤリス・ハイブリッドを借りて、妻と平和公園へ行ってみました。
流石に、平日で小雨が降っているので、駐車場は所々空いていいました。
車を止めて、傘を差し公園内を歩いていくと、ピンク色の枝垂れ桜が7分咲きでした。
古い日本画のような典雅な立ち姿に魅かれます。
更に先へ歩いていくと、白い花びらが8分咲きのソメイヨシノの見事な連なりが、ゴージャスに咲き誇っていました。
東屋の下や傘の下に身を寄せ合い、桜を眺めている母親と小さな子供の集団がいました。
テントを張って、中でバーベキューの香ばしい匂いを周囲に放っているカップルや親子もいました。
小雨の中でも、少し大きな子供達は、フリスビーを投げ合って元気に遊びまわっています。
再び、車まで戻って、妻の老父母が購入した墓の様子を見るために、平和公園内を移動しました。
所々に大きな桜の木が枝葉を天に伸ばし、その下に林立した墓標がひっそりと立っていました。
霊園の中は、静やかで、鶯の鳴き声が時々囀りました。
このような場所で、永遠の眠りに就きたいと思うのは、生きている人に対してこそ、その安寧に意味があるのではないかと思います。
はらはらと散る桜の下で、己の人生を終えたいと詠った西行法師と、同じ想いで人々は今を生きています。
妻が、お墓の周りを掃除し、写真に撮っていました。
帰り間際に、何組かの墓参りの人達の姿を見かけました。
車で、再び薄桃色に煙るような花霞の桜並木を楽しむコースをしばらく辿り、カーシェアの駐車場まで戻ってきました。
土曜日曜は、あちらこちらの各所で、桜見物の人手で賑わうことになるのでしょう。