4月28日、金曜日、早朝5時にトイレで起きた後、ベッドに入り、再び6時過ぎに目が覚め、ゴミ出しのために起きました。
ゴミを出していると、父親らしい男と小学生くらいの女の子と男の子の3人連れが私の脇を通り過ぎました。
3人を見送り、トントントンとゆっくりと走り始めました。
あまりに遅すぎて、動悸も息切れもしないスピードですが、長い坂を下り始めました。
同じコースで、公園を回り、行きとは別のコースで坂道を上り、再びゴミ集積所まで戻ってきました。
途中、2人のジョッギングをする男とすれ違いました。
喘ぎながらも速いスピードで走り去った2人のいずれも、かつて会社生活で見た人と良く似ていたので、奇妙な想いがしました。
歩いてマンションのエントランスへ向かうと、グレーのレクサスがデッキを左右にゆすりながら坂を下って行きました。
今日の名古屋は、曇り、最低14度、最高24度、風速1.11m/s、湿度46%、爽やかな風がベランダから入ってきます。
意識の不確かさ、いわゆる認知症とはいつ頃、どのようにして始まるのでしょう。
認知症の中でもっとも多いのがアルツハイマー病で、日本人の認知症の50%を占めるそうです。
認知症は、いつとはなしに始まるので、はっきりした発症の時期はわからないのだそうです。
認知症は85歳以上から急増するそうですが、βアルミロイドの蓄積は、症状があらわれる10年程度前に始まると言われています。
85歳の10年前といったら75歳です。
私は現在71歳になってしまったので、75歳といったら、あと数年です。
初期の症状には、同じ話を繰り返す、親しい人の名前が出てこないなど、だれにでも起こり得る症状が出るそうです。
中期になると、見当識障害が進み、時間、自分のいる場所もわからなくなります。
幻覚や妄想にかられて大声をだしたりといった問題行為が多くなります。
後期の症状は、知能低下が進み体が衰えて寝たきりになり、認知症の発症から短い場合は4~5年、長い場合は十数年 平均8年と言われています。
アルツハイマー病に次いで多いのが、レビー小体型認知症で、認知症全体の20%を占め、脳内にレビー小体という特殊な物質がたくさん見れてることからこの病名がついています。幻視や睡眠時の異常行動、抑うつ、自立神経症状、のどの障害が出るようです。
ラクナ梗塞と言って脳の奥の細かい動脈が壊死することによって生じる認知症があります。
ラクナ梗塞があってもその数が少なければ脳梗塞の症状は起こりません。
これを無症候性脳梗塞と言いますが、これはたまたまMRI検査をしたときに見つかります。
ラクナ梗塞は70代になるとほぼ全員に認められると言われるので、71歳の私は既にそこに踏み込んでいるということでしょうか。
こうなると、認知症は誰にでも起きる可能性があります。
ラクナ梗塞によるダメージの範囲により症状は様々で、嘔吐、頭痛、抑うつ、感情の不安定、意識障害、言葉のもつれ、めまい、けいれん、失見当職、などがあると言われています。
失見当職とは、 時間 や 方向 感覚 が失われることです。
午睡のうたた寝のあと、一瞬、時間の感覚が失われた時にはぎくりとします。