妻が65歳からの年金受給の繰り下げをどうするかで悩む

6時頃にトイレで目が覚めた時は、まだ暗く、またベッドへ入ってしばらくして、妻の声で起こされたときはすっかり明るくなっていました。

ゴミ袋を下げて外へ出ると、風が首元を通り寒さを感じたので、フリースのチャックを首まで引き上げました。

見上げると、街路樹やマンションの建物越しに青い空と白い雲が見られました。

今日の名古屋は、小雨、最低10度、最高18度、風速1.39m/s、湿度49%、まだ雨は降っていませんが、午後曇ったり晴れたりを繰り返しています。

妻がもう少しで65歳を迎えるので、年金相談センターへ行って話を聞いてくることにしました。

私の年金だけで生活できれば、何の心配もないわけですが、現在は妻の厚生年金の報酬比例分の年金受給と貯金の切り崩しで生活がなんとか成り立っています。

このなんとか成り立っている状況をなんとか続けていくのなら、老齢基礎年金つまりは国民年金部分を繰り下げて、私が死んだ後、妻が少しでも多くの生活費を年金として生涯もらい続けるほうがお得ということになります。

しかし、このお得になる分岐点が、82歳、87歳以上生きればお得というのが、躊躇する元となっています。

70歳まで受給を減らせば、年金が42%増額されると言われていますが、実際には国民健康保険料、介護保険料などが増えるので、増加は36%、最少で23%程度、8割程度に落ち込むのが実際のようです。

受け取り開始を1ヵ月遅らせるごとに、年金額が0.7%増えると言われますが、年では8.4%にもなり、これが8割或いは半分になってさえ、現在はこれほど高い金利の銀行預金はありません。

銀行預金を切り崩しても、年金を繰り下げした方がお得ということになります。

しかし、老齢基礎年金=民年金分だけを、2年延ばして月1万円台、5年延ばして月2万円台程度の増額をどう考えるか、それが82歳或いは87歳以上生きて初めてトントンになるというところに悩みが深くなります。

トントンになる年齢前に死んでしまったら、繰り下げ損になってしまう恐れがあるし、健康年齢を維持できるのは上手くいってせいぜい70代と言われるので、お金は元気なうちに使いたいというのも人情です。

年金相談センターは閑散としていて、待つことなく、中年の女性が、パソコンを叩いて、妻の年金繰り下げ時の受給額をたちどころに出力してくれました。

親切ていねいに色々と説明してくれましたが、妻がどれだけ理解し納得したかは、分かりません。

帰ってきてから、妻は聞いてきたことを整理して、もうしばらく考えてから結論を出すようです。