百田尚樹の「海賊とよばれた男」が中々面白くて読み始めたら止まらない

4月18日、日曜日、曇り時々小雨、午後から晴れました。

名古屋市の予報は、晴時々雨、最低9℃、最高13℃、風速4m/s、湿度65%、1日天気が不安定、少し寒く感じられます。

昼頃、妻が、イオンへ買い物へ、午後から、私は予約図書を受け取るため、図書館へ出かけました。

外へ出ると、思いの外、風が強くて、コートの前襟をかきあわせます。

図書館へ着くと、家族連れ、特に子供たちが多いです。

老人は、静寂と沈滞を、子供は、喧騒と、快活な雰囲気を感じさせます。

free WiFiで、芥川賞直木賞の一覧表を調べて、書棚を見て周りましたが、今日は一冊も見つかりませんでした。

借りた小説をしばらく読みましたが、5時の閉館を告げる声が聞こえたので、出てきました。

外へ出ると、来た時と打って変わって、晴れ上がっていました。

街路樹を見上げると、雲一つ無い青空が広がっていました。

夕暮れ時に近い空は、特に美しく、次第に濃さを増すグラデーションに、つい見入ってしまいます。

駅前のデパートの本屋さんに寄ってから、skypeで妻へ帰るコールをしてから家路につきました。

帰りのバスで、読みかけの百田尚樹の「海賊とよばれた男」を読んでいました。

小説の「国岡商店」のモデルは、言わずと知れた「出光興産」です。

主人公の国岡鉄造は実在の出光佐三であり、立志伝中の人物の戦前、戦中、戦後を描いた物語です。

いわゆる企業小説ですが、久しぶりに読むと、まるで戦国時代の時代小説を読んでいるような面白さがあります。

会社生活を終えてから、あまり企業小説は読んでいませんが、これは中々面白い小説で、実際本屋大賞も受賞しています。

石油業界の風雲児である国岡鉄造が、人道主義と自由競争主義を掲げて奮戦する姿が痛快で、読み始めたら中々止まりません。

まだ、私が子供の頃、当時世界最大のタンカー「日章丸」のニュース記事を読んだ記憶が思い出されて、その頃のワクワク感がとても懐かしく思い出されます。

今では「世界一」や「世界初」という言葉には、それほど心動かされることは無くなりましたが、幼少の頃は心躍らせるものがありました。