お餅というのはほとんど日本特有の食文化らしい

お正月も4日目となり、今日から世間は仕事始めとなりました。

天気も良く、こんな日に外へ出て歩いていると、何となく後ろめたく感じられます。

65歳で定年退職する直前まで、遅れた仕事を挽回するため、徹夜で仕事をやっていたハードな会社生活が今は嘘のようです。

今日の名古屋の天気予報は、曇り所により晴れ、最低2度、最高9度、風速1.67m/s、湿度46%、穏やかな日差しが降り注ぐ好日です。

ネットでお餅について調べていたら、もち米そのものは、中国、韓国、台湾、東南アジア、インド、アフリカのガーナに至る広い地域でつくっているようですが、日本のようなつき餅はせいぜい東南アジアのタイまでです。

欧米には、もち米そのものを食べる習慣は無いようです。

日本のお雑煮に一番近いのは、韓国の「トックク」ですが、うるち米で作ったソーセージのスライスのようなお餅です。

台湾の練り餅である「麻糬(モワチー)」は、日本のまんじゅうのようです。

中国のお餅も、ふかし餅や練り餅で、やはり饅頭のようなものです。

つき餅で、伸びる餅を食する文化は、とても稀です。

日本のように、伸びるお餅を食材として、雑煮にしたり、餡(あん)やきな粉、しょうゆや海苔をつけたりして食べる食文化は、とても特異なもののようです。

時が進むほどに、食は世界へ広がり、誰もが容易に食することができるように変わっていくものですが、日本のお餅の文化は後々まで永く伝わって欲しい食文化の一つです。

お正月のお雑煮、磯部焼き、きなこ餅、お汁粉などは、昨今安全志向の観点から、老人にとって危険な食べ物とされることもあります。

お餅は晴れの日の食ですが、毎年、お正月に、お餅を喉に詰まらせて亡くなる老人が少なからずいます。

老人用には、小さい一口用の餅が一般市販化されても良いかもしれません。

和菓子用によく見られる木製の洒落た小さなフォークと、小さなナイフを使ってお餅を小さく切って食べれば、見映えはそれほど悪くならないのではないかと思います。

うるち米を混ぜて、噛みきり易くするのも良いかもしれません。

考えれば、色々と知恵が出てくるでしょう。