ゴミ屋敷の凄まじい光景

一日が過ぎるのはとても早く感じます。

朝、パッと目が覚めた時、すっかり明るかったので、寝過ごしたかと、時計を見ると、7時でした。

まだ大丈夫と思い、慌てて起きて服を着て、ゴミの袋と、実家から運んできた食器乾燥機を抱えて、エレベーターへ向かいました。

幸い、まだ誰もエレベーターを呼び出していないようなので、そのまま降りました。

マンションの集積場へ食器乾燥機を運んでいくと、まだだれもゴミを出していなかったので、大型ごみ出しの指定場所である南の道路に面したマンションの角へゆっくりと食器乾燥機をおろしました。

朝の光が丁度乾燥機に当たって、きらきらと輝いています。

19年間のお勤めご苦労さんとばかりに、輝かしい最期です。

一旦戻って、今日は資源ごみの日なので、箱の中にあった大きな緩衝材の発砲スチロールも袋に入れて出すことにしました。

ゴミ出しのために、往復したのは前回の大型ごみ出し以来でした。

幸い誰にも会わずに、再びもどってきてから、2度寝でベッドに入りました。

しばらくしてから妻が起きだしましたが、私は今朝の使命を終えたとばかりに、眠りに入っていきます。

2度寝でほんの少しの時間でも、夢を見るくらいに眠ることができるのが私の特技になってしまったようです。

妻の声ではっとして起きた時、あ、ゴミ出しはと寝ぼけた頭で一瞬思いましたが、既に捨て終わっている事を思い出して安心しました。

ブランチは既に光溢れるリビングで、ニュースを聞きながら摂ります。

気温が下がってきたので、朝のポタージュスープが美味しく感じられます。

今日の名古屋の天気予報は、晴れ所により曇り、最低9度、最高16度、風速0.83m/s、湿度41%、少し気温が低いですが、心地よい天気です。

こんな日は、コロナウィルスが心配ではあるけれど、外へ出ないといけないかなと思っていたら、妻が一人でイオンへ買い物に出かけていきました。

先を越されたようで、彼女が出ていった後、廊下へ出しっぱなしだった食器乾燥機の大きな段ボールを畳んで片付けることにしました。

少しきれいに片付いたところで、ついでに掃除機をかけることにしました。

北の部屋と廊下と寝室に掃除機をかけるとけっこう温かくなります。

掃除機をかけながら、昨日ネットで見た老夫婦の住んでいたという、ゴミ屋敷の凄まじい光景が目に浮かびました。

廊下の壁沿いにゴキブリや、ミミズのような得体のしれない虫がはっていて、認知症で朦朧とした状態になってしまうと、家の中もそうようになってしまうのかと暗澹たる気分になりました。

足の踏み場もないほどのゴミの山の部屋を片付けていた業者の男性が、くぎを足に刺し雑菌が体に入ってしまったがために、太腿から下を切断する羽目になってしまったという話は何とも救いようのない話でした。

掃除機をかけ終わって、ついでに風呂の掃除もしましたが、実家の義父が太ってお腹が異常に出てしまって、屈むことさえ大変になってしまったと妻から聞いたことを思い出しました。

義父義母は大丈夫だろうかと心配になります。

ネットで見たゴミ屋敷の凄まじい光景が頭にこびりついて離れません。