今日は快晴で、心配された台風12号も、ここ名古屋には、何の影響を与えることもなく、東の海上に去ったようです。
今日は、朝食後、妻のお供で、三井住友銀行と、三重銀行の解約のため、外出しました。
いつもと違うルートで、バスに乗りました。
ミニバスで、やはり老人の姿が目立ちます。
杖をつき、手押し車を乗せたり、下ろしたり、大変です。
このようなバスは、抵床式になっても、まだまだ高齢者には優しくありません。
銀行の窓口は、マスクをしていても、眉も目元も涼やかで、美しい若い女性です。
バスの老人達と一転してこのギャップは何なのだろうと考えさせられます。
自由だが、ギクシャクとして、世の中の役に立たなくなった老人達と、会社組織にきっちり組み込まれた美しい若者達は、全く別者に見えます。
そこでは、ただ連続した時間を視ているのに過ぎないのに、若者は裕福と安心に、老人は、痛さ辛さの無い、何でもできた若い肉体に憧れるのです。
昨夜、ネットで観た映画を思い出します。
巨万の富を得た老人が、若い肉体に生まれ変わるために、仮想空間上で、美しい恋人さえも殺めますが、最後はまた老人に戻ってしまいます。
尽きぬ強欲と残虐、アイロニーと哀愁を感じさせる映画でした。