朝6時、オレンジ色の神秘的な光が、白い壁を紅く染めて、その眩しさに目を開ききることができません。
ゴミ袋を下げてマンション角まで来ると、グレーブラックのスェット姿の男がジョギングをしながら、ゆっくりと通り過ぎていきました。
風は少しだけ吹いていましたが、早朝はまだ寒さを感じさせます。
予報では、快晴、最低11度、最高24度です。
昼過ぎれば太陽の熱に肌で触れ、乾いた空気とアスファルトの照り返しに夏の予兆を感じることでしょう。
相変わらず新型コロナウィルスのニュースを朝から晩まで聞いて暮らす毎日です。
有名なジョンズ・ホプキンス大学が公開しているコロナウィルス感染状況では米国がとうとう100万人を超えていました。
米国 1,012,523
スペイン 232,128
イタリア 201,505
フランス 169,053
英国 162,350
ドイツ 159.912
トルコ 114,653
ロシア 93,558
イラン 92,584
中国 83,940
ブラジル 73,235
カナダ 51,150
日本 13,736
韓国 10.761
凄まじいばかりの蔓延ですが、中国と韓国では既に収束しています。
中国と韓国では、日本で騒がれている第2波の感染などはないようです。
一日中ニュースを聞いているのですが、日本ではこのところピークを過ぎて、感染が減少に転じたのではないかとの言われるようになりました。

海外でも同様で、感染者数最多の米国やヨーロッパの国々でも、減少に転じ、一部街の店舗が再開したところもあるようです。
ここで一点、奇妙なことがあります。
テレビでは、世界各国の日々の感染者数のグラフを目にすることが全く無いことです。
日本では東京を始め、感染者総数もさることながら、むしろ今日一日、一体何人感染者が増えたのかに対して、一喜一憂している状況なので、海外の日々の状況がどうして伝えられないのかよく分かりません。
例えばドイツで感染者数が減って、店舗が一部再開されたというニュースが延々と流されても、一日の感染者数が何人になったという報道はありません。
ネットでもそのような情報にたどり着くのは容易ではありません。
一番よく分かるのは「まとメモ」というサイトに「新型肺炎 新型コロナウィルス 感染者数(グラフ)」があります。https://mato-memo.net/life/corona-infection.html
このサイトでみると、国外の感染者数の日々の変化が一目瞭然で分かります。
これを見ると、スペイン、イタリアとも明らかに減少の傾向となっていますが、一日の感染者数はスペインが3千人を少し下回る程度、イタリアが2千人前後でまだまだ多いことが分かります。


先ほどのドイツは千人程度、英国は多くて4千人前後、フランスは千人程度です。
ロシアは感染が始まったのが他国よりも遅かったためか現在一日6千人前後と、まだピークが見えません。
ヨーロッパでも、スイス、オーストリアのように既に100前後まで減った国もあり、さらにノルウェーやチェコは50人前後です。
米国はピークが掴みづらいグラフで、まだ一日2万5千人前後もの感染者が出ている状況なので、これから増えたり減ったりの凸凹した状態を繰り返しながら減っていくのかもしれません。

中国、韓国の収束状況を示すグラフは見事ですが、オーストラリア、ニュージーランドもほぼ収束したと言ってもよい状況になっています。
スペイン、イタリア、ドイツ、フランスのグラフを見ていると、なだらかな減少傾向から、あと1か月もすれば、1日の感染者数がかなり減るのではないかと期待できそうです。
あとは世界経済を牽引する米国のグラフがこれからどう推移するのかが、とても気になります。
米国でも、早く明らかな減少傾向をしめす状況になって欲しいものです。