今日は朝のうちは晴れていましたが、午後から曇りました。
降りそうで降らない雪雲が空一面を覆っていました。
午前中郵便局へ行って、その足でイオンに寄りました。
平日月曜日ですが、主婦やら老人やらが店内を歩いています。
売れ残った赤い福袋が1階フロアの催事スペースに並び、子供の手を引いた母親がその間を縫うように通り過ぎていきます。
吹き抜け2階のソファにすわってスマホをチェックしていると、横を通り抜ける小学生らしき子供達がやけに多く感じられました。
一体学校はいつから始まるのかと思いますが、ネットで調べると全国バラバラで、愛知県は明日7日から始まるようです。
一番長いのは北海道札幌市で12月25日から1月19日迄で26日間も冬休みがあるようです。
寒い地域ほど冬休みが長いのは、積雪量が多くて登下校の困難さを考えてのことでしょう。
冬休みが長い分、夏休みは短く、年間を通じてバランスを取っているようです。
行ったり来たりする子供達がうるさいのか、一つ前のソファに座っていた老人が立ち上がりました。
時計を見ると12時近くでしたから、老人はお昼を食べるために1階フードコートへ移動したのかそれとも、家へ帰ったのかもしれません。
漫然とイオンのソファで過ごす老人には、子供と違ってこなすべきスケジュールもイベントもありません。
未来を創る子供と社会を創ってきた老人の差は大きいです。
リタイヤした人とは、当然今では私もその一人ですが、不思議な存在です。
リタイヤするともう用済みかと言われると、私も含めて当然反発したくなります。
経済、生産に貢献しなくなると言われますが、今まで蓄積してきた蓄財を使うことによって、経済の循環にしっかり参加しています。
経済、生産はお金を回すことによって、実際の生活の中で実現されます。
リタイヤすると、関わりは少なくなりますが、やはり実経済をまわすということに関して貢献していると言えます。
老人の消費はGDPに貢献しないと言われますが、GDPを構成している民需は家計消費と企業投資であり、家計消費は私達国民が使ったお金の総額です。
GDPのなんと55%は家計消費が占めてします。
企業が支出した企業投資は15%、新聞で騒がれる貿易収支はそれ以下です。
消費税が8%から10%に上がって、買い控えが起きると、家計消費が減って途端にGDPは減ってしまいます。
従って、それまで苦労して積み上げてきたお金を、リタイア後になんとかやり繰りして毎日消費している老人達は、立派に経済に貢献していると言えます。