外の灼熱地獄

今日は日曜日ですが、午前中に食料の買い出しに行き、午後からは定例の図書館へ出かけていきました。

今日の名古屋の最高気温は35度でした。

外へ出ると、一気に熱気がまとわりついてきます。

多分もっと歳を取り体力がなくなったら、外を歩くことさえ辛く感じるようになるのかもしれません。

サラリーマンは、今日が夏休み最後の日の人が多いのか、駅前のデパートの中では、そこかしこに子供連れの親子が歩いています。

結構体格の良い父親に手を引かれて、小さな女の子が歩いていると、まるで大きな熊のぬいぐるみと一緒に歩いているようです。

涼しい建物の中から、再度外の熱帯地獄に出てくると雲一つない空から、容赦なく強烈な日射しが降り注いできます。

駅から図書館まで、なるべく影になる所を選んでトボトボ歩いていくのですが、いつもより道のりが遠く感じられます。

昔このような熱射の中を、かげろうに揺らぎながら歩き続ける映画をどこかで観たような気がします。

やっと着いた図書館の扉の前に立ち、中へ逃げ込むように入り込むと、そこは別世界です。

冷気が顔、肩、腕と降ってきて、まるで包まれるような心地よさです。

いつものように返却と貸出の手続きを終えて、ざっとテーブルを眺めると、今日はかなりの混みようです。

皆、外の灼熱地獄から逃れてやってきた難民のようなものです。

若い学生から社会人まで行儀良く座って、何やら広げて一生懸命読んでいます。

私も新聞閲覧テーブルに場所を見つけて、経済雑誌を読んで時間を過ごしました。

いつもそうですが、環境の良い場所に来ると、ついうつらうつらとしてしまいます。

今日は日曜日なので、5時閉館の15分前まで、約2時間ほど図書館で過ごしました。