フランスの奇妙奇天烈な航空機コレオプテール

窓から心地よい風が入ってきて、まるで耳元で囁くように、強くなったり弱くなったり、目を閉じてイメージするのは、白い砂浜、青い海、それとも緑深い木々に囲われた山小屋でしょうか。

妻が栄へ買い物に出た後、冷たいシャワーを浴びて、窓際で、これぞ夏とばかりに上半身裸になって涼んでいます。

7月9日、土曜日、ふと手を見ると、いつの間にかツメが伸びていました。当たり前ですが歳を取ってもツメは変わらず伸びます。

気が付いた時に切っておかないと、寝ているときに無意識に体を掻いたときに、まるで、かまいたちにあったように引っ掻き傷だらけになります。

名古屋の天気は、小雨、最低24度、最高31度、風速0.28m/s、湿度84%、まだ雨は降っていないが、空の雲行きが怪しくなってきました。

飛行機というのは、子供、特に男の子は大好きで、よく想像力を掻き立てるアイテムの1つです。

奇妙な飛行機として、最も知られているのが、フランスのコレオプテールです。

外観がドラム缶のようですが、れっきとしたジェット推進の実験機です。

ドラム缶に見えるのは、円筒翼又は円環翼と言われる、非常に珍しい翼型です。

計画通りであれば、垂直に上昇して、水平飛行に移り、着陸するときは、また垂直に立って地上に降り立つ予定でした。

1959年5月に初飛行して、この時は垂直に上昇して、しばしホバリングしてから、再び垂直のまま着陸しました。

そして1959年7月の9回目の試験飛行で、水平飛行中操縦不能に陥り、パイロットは辛くも脱出しましたが機体は大破しました。

その後、予算の折り合いが付かず、コレオプテール・プロジェクトはあえなく終了しました。

1950年台にこのような奇抜な実験機が真面目に作られ、初飛行後数ヵ月で事故で失われたのでした。

コレオプテールが水平飛行している写真はネット上どこにも見られないので、果たして水平飛行できたのかどうかは不明です。