クリス・ウィタカー作、鈴木恵訳「われら闇より天を見る」を読み始めて中盤

11月13日、再びの月曜日、1週間の始まり、天気はまぶしいほどに日差しが輝いて好日です。

午後から、スポーツセンターに行くつもりですが、外はかなり気温が下がっているようです。

とは言っても、昼時の明るさ・暖かさは、微笑みかけ、外へいざない、ついふらふらと出て行ってしまう心地良さです。

今日の名古屋は、晴れ、最低6度、最高14度、風速1m/s、湿度64%、あともう少しで最低も一桁の前半に達しそうで、最後までベランダに残した、今は昼の陽光を満喫しているような観音竹をいつリビングに入れようかと迷っています。

少し頭痛がしましたが、歩いているうちに痛みが止むだろうと高をくくって、他の事をしているうちに痛さを忘れました。

図書館から借りてきた小説を読んでいるうちに時間が過ぎ、スポーツセンターへ出かける時間がいつもより遅れました。

小説は、本屋大賞の翻訳部門賞に選ばれたクリス・ウィタカー作、鈴木恵訳「われら闇より天を見る」です。

原題は「WE BEGIN AT THE END」、「人生を終わりから始める」でしょうか。

この「END」は「もう、お前はおしまいだ」に近いニュアンスで、人生を最もひどい境遇から始めるといった物語の流れになっています。

少しづつ読んできましたが、半分ほどを過ぎました。

主人公は、13歳の少女ダッチェス、自称「無法者」、時々ぎょっとする口汚い言葉を相手に投げかけてしまいますが、根は至ってナイーブな女の子です。

もう一人の主人公は、ケープ・ヘイブン警察の署長ウォーク(ウォーカー)45歳、ダッチェスの母親スターの幼馴染、所謂「良い人」ですが、若年性パーキンソン病の症状が次第に進行しています。

ダッチェスは、母親の代わりに幼い5歳の弟ロビンの面倒をみています。

スターは、酒場で歌手の仕事を得ています。

彼女は、シングルマザーで、貧しく、時々酒におぼれ、オーバードーズで救急で病院へ担ぎ込まれる典型的なダメな母親として周囲から白眼視されていますが、2人の子供を溺愛しています。

スターとウォークの幼馴染ヴィンセントが、刑務所を出所して30年ぶりに、ケープ・ヘイブンにある彼の祖父が残した家に戻ってきました。

そうした中、ダッチェスが、弟の誕生日の贈り物を買うために街へ自転車を走らせた夜、スターが銃で胸を撃たれて死にます。

スターの家から警察へ通報したのはヴィンセントでした。

ヴィンセントはスターを撃った犯人として逮捕されます。

この時点で、ひねくれた読者は、スターの死に、家にいた幼いロビンが関わっていたと想像することが多いかもしれません。

警察署長ウォークは、当時ダークという男がスターと言い争っていたということを突き止め、彼が犯人ではないかと考え、彼の足跡を追うことになります。

物語はミステリー小説の展開で、先へ進んでいきます。

今日の、トレーニングルームは空いていて、14種類の筋力マシンを順繰りに使用することができました。

灰色頭髪の80代がらみの背の低い女性が、トレッドミルを使って、ゆっくりと歩いていました。

花柄をあしらった揃いの短パン姿の若い女性2人がリズミカルにトレッドミルの上を走っていました。

今日は、家を出たのが遅かったので、どこへも寄らずに帰宅しました。