液晶時計の表示が消えたり出たり

6月19日、月曜日、快晴、外を歩くと、夏の暑い日差しが痛いように感じられます。

我がマンションへの坂道を歩いていくと、いつまでこの道を歩くことができるのだろうかと想いが先の先へ飛んでしまいますが、その時は電動車いすが安く買えるようになるだろうと高を括っています。

そうなったら、駐車場へ自動車の代わりに車いすが鎮座することになるのかもしれません。

現在の車いすも、もう少しコンパクトになると良いのですが、手で回すために左右に備わる大きな両輪が障害になるのでしょうか。

電動キックボードで使われている小さなローラーのような車輪であれば、もっと小さくなるでしょうか。

人間は立っていると立地面積が小さいですが、座った途端に何倍にも大きくなってしまいます。

人間の足というのはよくできていて、坂道、階段、岩だらけの荒れ地、沼地さえ踏破することができます。

機械でこれを実現しようとすると、ジープのような4駆かキャタピラを備えた重機のような代物になってしまいます。

人間の足はコンパクトで軽量かつ自由度が大きいつくりとなっていて、これに代わるものは無いといっても過言ではありません。

とはいうものの、足は生体の一部ですから、歳をとれば劣化して自由度を次第に失います。

都会という人工物の中で生存する現代の人間ですから、せめて坂道スロープや階段ぐらいは自由に上ることができる代替物ができて欲しいものです。

今日の名古屋は、晴れ所により曇り、最低22度、最高31度、風速0m/s、湿度55%、外は暑くなりそうですが、家の中は風が通り抜けて快適です。

昨日、再び修理の手を入れた、表示しなくなった液晶時計ですが、ゴムコネクターの基盤端子接触側を、古い歯ブラシで何回もブラッシングしました。

ルーペで確認しながら、基盤端子の凸凹が無くなるほど、ゴシゴシとやりました。

ルーペでみると、細かい線が確認できて、まさに導電性と絶縁性のシリコーンゴムのサンドイッチかウエハーのようです。

綿棒の繊維も多く乗っていて、ゴムブロワーで何度吹き飛ばしてもしつこくへばりついています。

刷毛で除くのですが、またいつのまにか長い透明の繊維がウエハーに取り付いて、いたちごっこです。

シリコンゴムが一皮むけたような感じですが、歯ブラシでやったため、一様ではなく凸凹が残ったかもしれません。

いっそのこと、極細のエメリーペーパーで摺った方がきれいに面を揃えることができたかもしれません。

夜も遅かったので、適当に切り上げて、組み上げると、端の方のセグメントで薄いところがありますが、一応数字が判別できる程度には修復されました。

そのまま洗面台に戻し、しばらくの間は数字が見えていましたが、寝る直前にはまた表示が消えていました。

やはり駄目かと、落胆して昨日はそのまま眠りに就きました。

今朝歯を磨きながら、何気なく時計を見ると、薄くはありましたが、時刻の数字が表示されているではないですか。

一体どのような理屈で、このように表示が出たり出なかったりするのでしょうか。

一番端のセグメントが薄いのは昨夜のままですが、ともかく表示が出ているので、そのうちにまた消えるかもしれないと思いつつ、そっとしておくことにしました。