眼科の検診を受けてきた

今日は、また晴れて暑い日になりました。朝の5時にすべての窓を開けても、少しも風が通らず、リビングの室温も下がらないのでがっかりして、エアコンの効いた寝室でまた寝なおしました。

今日の天気予報は、曇り所により晴れ、最低24度、最高32度、風速0.56m/s、湿度79%、よりによって日差しの強い日になりました。

前から思っていた、眼科の検診を受けるために、10時半頃に家を出ました。

行きのバスは満席で、若者が多く、最後のバス停でようやく座れました。

駅に着いて、急いで地下鉄に乗り、病院の最寄り駅へ急ぎました。

受付は11時半までなので、階段も急ぎ足です。

地下鉄を降りて、病院まで歩いて15分あまり、結局11時10分頃に着きました。

総合受付で眼科を受診したい旨を伝えて、しばし待ち、診察票を受領してから診察室前の受付へ移動しました。

待合室に今日もかなりの高齢者が、ずらりと並んで待っています。

看護婦と老婆の会話が背後から聞こえてきました。

生きていることに感謝し、周囲の気遣いに感謝する老婆の声は、何とも優しく穏やかな気分にしてくれます。

名前を呼ばれて中へ入ると、まず最初に視力を検査されました。

終わって、またしばらく待合室で待たされ、再び名前を呼ばれて、暗幕で囲われた暗い診察室へ入りました。

眼科医は30代か40代くらいの女医さんで、メリハリのある話し方をしますが、ソフトさも感じさせます。

前回、この眼科へ来た時も女医さんでしたが、違う先生でした。

暗い中で、机の上のパソコンモニターだけがやけに明るく見えます。

前回、この病院の眼科へ訪れた記録がモニターに映し出され、去年かと思っていたのですが、2年前の9月のものだと医師から伝えられました。

去年は、コロナ騒ぎで、眼科の検診に来るのを止めたのかもしれません。

眼圧を計測された後、瞳孔を開く目薬を差され、再び待合室で20分ほど待ちます。

それから、診察室に呼ばれて、眩しいライトを当てられ、眼底検査を受けました。

右、右上、上、左上、左、左下、下と女医さんに言われるまま、に眼球を動かします。

コンタクトを入れて、また同じように、眼球を動かします。

方法は前回とほぼ同じですが、コンタクトを使うところなど、医師が違うと多少流儀が違います。

終わって、女医さんから、今日の診断結果を聞きました。

飛蚊症があるのは、やはり老化で、今のところ網膜に穴が開いているようなことはなかったが要注意とのことでした。

21日に再度来院して、視野の欠損が無いか詩や検査を受けることになりました。

ようやく眼科検査が終わって、病院をでてきたのは1時を回っていました。

病院のドアを開けて、一歩外へ出ると、外はカンカン照りで、瞳孔を開く目薬が効いているので、とても眩しくて、目をまともに開いていられません。

右目は閉じっぱなし、左目を薄く開けては、時々閉じて、病院から駅までの径をふらふらしながらゆっくり歩きました。

マスクが汗で蒸れ、這う這うの体で地下鉄の駅へ辿りつき、いつもは使わないエレベーターで一気に構内へ降りて行きました。

地下鉄の中では、さほど眩しくはなく、電車の中では持ってきた小説が読める程度には回復しました。

しかし地下鉄から地上へ出てくると、やはり瞳孔を開く目薬の効果はしっかり効いていて、病院から出てきた直後と同じように、片目閉じ開きを繰り返してゆっくり歩き、バス停までたどり着きました。

バスの中でほっとしたのもつかの間、バスを降りてから我が家までも、強烈な夏の光の中で浮遊しているような感覚で戻ってきました。