ほんの少しだけ、師走の気分を味わった一日

朝。7時過ぎに起きてゴミ出しをすると、最近頻繁に見る白い釣り目のプリウスが、私の横をすり抜けていきました。

こんな朝のほんの一瞬の時間に、この路を通勤路としている車なのかもしれませんが、何度も出くわすというのは珍しいことです。

一体どんな人間が車を運転しているのか、次回はしっかりドライバーの顔を見ておこうと思います。

マンションのドアを通るときに、同じマンションの住人がゴミ袋を下げて出てくるのに遭遇しました。

こんな時は朝の挨拶の前に「あっ」という感嘆詞がつきものです。

今日の名古屋の天気は、快晴、最低3度、最高14度、風速0.56m/s、湿度82%、快晴なのに湿度が高いとは妙ですが、明日は雨の予報です。

今日も何かと忙しい一日でした。

ブランチ後に、バスで駅前まで出ました。

地下鉄構内の格安理髪店で、お姉さんに髪をカットしてもらい、頭頂が薄いのに髪が長い状態が普通並みになりスッキリしました。

これで頭だけは、師走と年初へ向けて形だけ整いました。

それから図書館へ行き、遅れていた図書を返却し妻の予約本を受領しました。

遅れた図書を返すときは、遅れたことをほんの短い言葉で謝罪するのですが、やはり恥ずかしいものです。

先日帰り間際に、図書館の前へ車を停めた主婦らしい女性が、ささっと走ってきて、閉館時の返却ポストに図書を返却するのをみて、この方法があったかと感心しました。

この手を使えば、遅れた図書を返却するときに、窓口で謝る必要がありません。

しかし、あまり狡い事は考えない方が良いかもしれません。

非を認め謝るべき時は、きちんと誤った方が清く、後ろめたさを背負うことがありません。

いつもの図書館の光景ですが、学生たちが机に向かって勉強しているのには感心します。

彼らの本分ですが、そのモチベーションは大したものです。

今日は用事があるため、図書館でゆっくりはできないので早々に退散して、妻から頼まれた用事で銀行へ行きました。

午後の銀行は閑散としていますが、窓口が暇になるほど経済がまだ停滞しているのでしょうか。

オミクロン株を警戒して、企業も及び腰と聞きますが、世の中の景気も早く活性化して欲しいものです。

そのまま帰宅してから、妻と一緒に郵便局へ行きました。

こちらは、近くのイオンの郵便局ATMが廃止された影響か、やはりATMの前に5人から6人の列ができています。

利便性については、色々とありますが、一朝一夕には電子化は進まず、相変わらずATMから現金を出し入れして人々の生活は回っています。

一歩外へ出ると、見たり、聞いたり、思ったり、何かしら刺激があるものです。

帰宅してから、妻に頼まれた我が家で使う年賀状の印刷を始めました。

今年は4枚も失敗しました。

プリンターの動作不良が原因の印刷不良が3枚、私がハガキを上下逆に入れてしまったための失敗が1枚でした。

そんなことをしているうちに、夕飯の時間になり、今日一日は終わったも同然です。

明日も妻は義母の病院への通院のため外出し、向こうで妻の妹と合流する予定のようです。

老いては子に従えではありますが、娘を持った親というのは幸せなものだとつくづく思います。

私の母親は65歳、父親は77歳のときに鬼籍に入りましたが、私自身両親にはほとんど何もやってやれませんでいた。

私には子供がいませんから、最期は妻だけが私を看取ってくれることになるのかもしれません。

今日は、ほんの少しだけ、慌ただしく、師走の気分を味わった一日でした。