12月6日、月曜日、朝から雨が降っています。
雨が降っている日は、見た目ほどには寒くないように思います。
ブランチ後、妻から郵便局へ行く用事を幾つか頼まれました。
早速、傘をさして外へ出ました。
身構えたわりには寒くなく、厚着にくるまれて、灰白色の水の世界を何の感触もなく、自動的に移動していく感じです。
近くのクリニックの前で、すっくと立ち上がった若い男が、半分位の背中の丸まった老婆の手を引いています。
しばらくしたら、私もあのように縮んでしまうのだろうかと思いながら見送っていました。
郵便局は、雨のせいか空いていて、待つこともなく用事はてきぱきと済みました。
再び、傘をさして歩きだし、小さな公園の近くへ来ました。
見事な紅葉と一面目に鮮やかな黄色い落葉の絨毯に見とれ、しばし佇みます。
イオンに入ると、フードコートのテーブルから顔を出した小さな子供たちの好奇心に満ちた目が、ミーアキャットのように、周囲を見やっています。
今日の名古屋は、雨時々曇り、最低8度、最高11度、風速2m/s、湿度92%、朝夕の気温差3度のあまり変化のない1日です。
世界ラリー選手権WRCは、世界中の一般公道を使い、年12回開催されます。
ヨーロッパを中心としてアフリカ・中南米・アジア・オセアニアなどの地域でも開催されています。
競技車両は市販車両をベースに製作することと規定されているため外観はベースモデルと大差無いです。
しかし、最上位WRCクラスが使用するWRカーは、内部に頑丈な補強パイプがトラス状に組まれ、エンジンや各パーツ、駆動方式の変更など、外側の皮以外は大部分が別物となっています。
サーキットで行われる周回競技と異なり、一般道路や林道などを一時的に閉鎖して行われるため、小さな車体が飛んだり跳ねたり、コーナーで派手なテールスライドを見せたりと、かなりエキサイティングです。
各コーナーで、危険な観戦をする地元の人々もかなりワイルドで、過去にはコースアウトした競技車により多くの死傷者を出したこともあります。
これが、競技でなければ、酔狂な暴走騒動としか見えませんが、ビデオを観ると、周到な計画の上に長い時間と多くの人々と多額の資金を掛けたモータースポーツということがわかります。
競技で使用されるコースの環境は様々で、未舗装路のグラベルとアスファルト舗装路のターマック、積雪路のスノーや凍結路のアイス等々、砂漠を走るダカールラリーやサーキットを走るF1とは大分異なります。
WRCには、古くからホンダを除く主要日本メーカーのほとんどが参戦し活躍していますが、モータースポーツはかなりの活動資金を必要とするため、ほとんどのメーカーが撤退し、現在はトヨタが下位クラスを含めて唯一WRCにワークス参戦している日本メーカーです。
トヨタは、過去何度かマニュファクチャラーズ(自動車メーカー)タイトルを獲得しています。
2年連続タイトル獲得の韓国ヒュンダイを退けて、トヨタは2021年に再びマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。