2024年から車検に加わる「OBD」検査は2021年10月1日以前の車は対象外

今朝がたは良い天気でしたが、午後から曇り、雨が降り出しました。

確か晴れの予報だったはずですが、予報もいつの時点かによってすぐに変わってしまうので、あまり当てになりません。

ゴミ出しで外へ出たときは、もう出勤時間だったのか、若い男性が路を西に向かって歩いていきました。

前へ乗り出す顔つきと姿勢が、もう仕事へ向かうモードになっています。

今日の名古屋は、雨、最低14度、最高20度、風速0.83m/s、湿度92%、しとしとと降っている様子をみていると、やはり車を弄るのは外では無理かなと思います。

ネットをみていて、2024年から、ディラー以外では車検が受けられなくなるという表題が目を引きました。

OBD検査という車載式故障診断装置On-Board Diagnosticsによる検査が加わるためで、私の25年前の車でさえ、ディラーへ持っていくと、端子にパソコンを繋いで故障不具合を調べてくれます。

2024年の10月1日から検査が廃止されるのは、対象が国産車では2021年10月1日以降の新車ですから、それ以前の車は対象外です。

しかも、自動車メーカーから提供される故障コードを、公の機構が一元管理して、スキャンツールを設備した全国の車検場や整備工場に合否判定結果を返すしくみとするようなので、記事の表題は誤解を生みます。

全く人騒がせな記事の表題ですが、OBD車検の主たる目的は、衝突被害軽減ブレーキや自動運転装置などの電子制御装置の目に見えない故障を検査によって確認することにあるようです。

従って、そのような高度な装置が装備されていない私の乗っている古い車などは全く対象外です。

従来からエンジン、ブレーキ、ABS、エアバッグなどは警告灯の点灯点滅の有無を目視で確認していますが、実はこれらもダイアグノーシスで調べることができます。

2021年以前の車でも、衝突被害軽減ブレーキを装備している車はありますから、いずれは段階を追ってOBD検査が拡大されていくのかもしれません。

安心安全を求めれば、益々電子制御に頼った機能が増えていくことになりますが、一方で機能要素が増えるほどそれらによる故障のリスクも増えていきます。

ブラックボックス化された基盤は、故障したコンデンサーや抵抗、ダイオードを交換するのではなく、基盤一式をASSY交換するので、一旦故障が起きると基盤1枚数万円という高額請求をされる羽目になってしまうのかもしれません。

そう遠くない将来、いつか、車が個人のガレージで修理できるレベルであった頃が、良き時代であったとして思い出される時がくるのでしょう。