肺のがん検診で引っかかったため受けたCTの半年後の再検査

4時台でしたが、昨日の失敗もあって、今日はこのままゴミ出しをしました。

まだ少し明けきらない暗さはありましたが、あっという間に5時を回って、いつもの朝の景色となりました。

戻ってきて、ベランダのサッシを開けると、東からスーと少し冷めた空気が入ってきました。

再びベッドに横になり、一瞬遠くの景色が浮かび、ふつりと意識が無くなったようです。

今日の名古屋は、晴れところにより曇り、最低25度、最高33度、風速1.11m/s、湿度57%、かき氷に風鈴、青空に白い入道雲、絵にかいたような夏の定番がぴったりの一日です。

妻の声が聞こえて、時計を見て寝過ごしたと思い慌てて起きました。

トイレへ行ったらそこに置いてある時計は、いつもより1時間早く、先ほど見た時計は何だったのかと思い、寝室へ戻って再び見ると、トイレの時計と同じ時間を指していました。

どうやら寝起きで寝ぼけていたのかもしれません。

今日は肺のがん検診で引っかかったため受けたCTの半年後の再検査を受診する日でした。

妻と食事をとりながら、テーブルの上のタブレットに流れるネットニュースの相変わらずのコロナ感染の話題に関して、2言3言困ったことだと話し、早々に外出の準備をしました。

バスはとても混んでいて、座れませんでした。

若いサラリーマンやOL、学生らしき姿が目立ちます。

彼らもまだワクチン接種をできないのだろうかと思いながら、ぼんやりと外の景色を眺めていると、バスはあっという間に駅に着きました。

電車はさすがに空いていましたが、やはり若者が目立ちます。

持ってきた単行本の小説を数ページ読むうちに、乗換駅へ着きました。

ぞろぞろと、制服を着た女子中学生たちの後についてエスカレーターに乗り、別のホームへ降り立ちます。

どこかへ出張なのか少し大きな黒いバッグを持ったサラリーマン風の男の横に立って電車を待ちました。

しばらくすると、電車がホームへ滑り込み、扉が開くとやはりガラガラの客席で乗客がまばらに座っていました。

主婦らしき女性が一心不乱にスマホを見ています。

指をスワイプしている光景は数十年前にはありませんでした。

目的の駅に着き、ガランとした改札を通り、急いでエスカレーターを使って地上へ出ると、病院行の無料送迎車のトヨタパッソが停まっているのを見つけました。

小走りで近づくと、ドライバーがドアを開けてくれました。

ほっとして、数分待つと、車は私だけを乗せて走りだしました。

病院へは予定時間の10分前に着きました。

受付手続きを行って、受け取ったファイルを携えて、そのまま2階の窓口へ出します。

間もなく名前が呼ばれて、大きなCTの検査装置が設置された部屋へ案内されます。

服はそのまま、横になって、両手を頭の上で組んで、「大きく息を吸って、止めて、体を楽にして」であっという間に終わり、検査はとても楽です。

今日はなぜか、引き続きレントゲンも撮られました。

CTを撮れば十分ではないかと思いましたが、CTとレントゲンの映り具合の比較をするのでしょうか。

今日はこのまま会計を済ませて終わり、結果は再度8月4日に再度来院して医師から聞くことになります。

丁度10分後に最寄り駅行の無料送迎車が出る予定になっていたので、1階ロビーで待ちました。

相変わらず、かなり年取った高齢者がロビーを行き交っています。

中には何かにすがらないとほとんど歩けないような高齢者もいます。

付き添いの女性も高齢ですから、既に老老介護の状況であり、介護保険でもう少し何とかならないのかと思います。

今の高齢者の窮状を見ていると、私も生き延びればいつか同じ状況になるわけですから、とても不安になります。

医学がさらに進歩して、なんとかピンピンコロリでこの世を去りたいものです。

帰りの無料送迎車は、病院から出たにもかかわらず、私一人で駅まで走ってくれました。

老人ばかりの病院から、駅に戻ってくると、元気な中年や若者が溢れている世界がそこにありました。