江戸時代以前は1日2食が普通だった

2月12日金曜日、瞬く間に1週間が終わろうとしています。

早朝暗い内から何度か目覚め、外が明るくなった7時少し過ぎた頃にゴミ出しのために起きました。

まだ2月というのに、風はさほど冷たくなく、むしろ春の息吹が感じられると言っても良いくらいの穏やかさを感じます。

戻ってきて再び眠りに落ち、また妻の声で起こされました。

ブランチを済ませて、今日は妻が定期的に通っている病院へいくため外出の予定です。

せっかく家に1人で残っていても、無駄に過ごしてしまうことがほとんどです。

何かをするという強制が無いと、一日はだらだらと過ぎてしまうものです。

現在一日2食プラス3時のお茶の生活を送っているのですが、遅寝遅起きの悪い生活習慣故の結果なのであまり褒められたものではありません。

早く一日3食生活に戻そうと思っているのですが、遅寝遅起きの悪習慣を治さないことには食生活を正すことは中々難しいです。

しかし、かつて食物が豊富でなかった時代は、世界的に一日二食であることが普通だったようです。

イギリスのアフタヌーンティーも、朝と夕食だけだった時代に、空腹のあまり生み出された習慣と言われているようです。

歴史的には、一日3食が定着したのは、江戸時代・元禄期(1688~1704年)以降のことだったようです。

古代の日本では夜明け前に起きて仕事をし、10時くらいに家に戻って、そこで朝と昼をかねた食事をするのが習わしだったそうですから、現代と生活の厳しさは雲泥の差ですが、正にブランチが当たり前の時代でありました。

一日3食の習慣は、江戸を襲った「明暦の大火」の後、町を復興するために、各地から集まった大工、左官屋などの職人たちの3食取る習慣が広まったとか、鎌倉時代に、中国大陸の三食食べる伝統が僧侶によって持ち込まれたとか、はたまた照明用の菜種油の普及により夜遅くまで活動できるようになったことで夕食の時間が後ろにずれて、朝食と夕食のあいだに昼食を食べるようになった、等々いろいろな説があります。

現在は1日3食が最も良いとされていますが、仕事や生活の多様化により、1日2食はおろか1日1食が良いとして実践する有名人もいます。

逆に1日4食、5食と多食を良しとするお医者もいて、考え方も様々です。

少食のメリットは、半日ほどの断食状態をつくりだすことで、体の不調などがリセットされやすくなる点です。

多食のメリットはインシュリンの分泌が安定するので、血糖値の急上昇もありません。

メタボや生活習慣病の元凶と言われている血糖値をいかに安定させるかということが大切です。

1日の摂取エネルギー量が同じなら、食事の回数が多い方が太りにくいそうです。

一日1食といっても、メインの食事が1回ということで、途中で何回かナッツなどのツマミを少量ずつ摂っていれば多食の変形と言えなくはありません。

2012年にイギリスの研究所が世界中2000人以上の食生活を比較したところ、同じ総摂取カロリーでも一日6回以上食べている人のほうが痩せていると結果がでました。

さらに別の機関が調べたところ、7食が最も痩せることが分かりました。

しかし7食ですと、カロリーのコントロールができず食べ過ぎてしまう恐れがあるそうで、現実的には1日5食が現実的だろうと言われています。