今日はリビングに入るなり、窓際がぱっと明るくて嬉しくなるような晴れの日の朝でした。
お正月開けて今年初めて、図書館へ出かけました。
月に一度の予約日が、図書館のホームページ一新により、今日9日の深夜12時になったので、予約している図書を受領しに出かけました。
外を歩くと、流石に風が冷たく感じられ、足早に先を急ぐ体勢になります。
図書館は相変わらずで、年寄りやら主婦やら、中年、青年など雑多な年代の人達が混じって、本やらノートやらに一生懸命向かっています。
近くに住んでいる老人らしき馴染みの姿は見かけられますが、よく言われるように老人ばかりのたまり場になっているわけではありません。
館内は暖房が効いているので、本や雑誌を読んでいると心地良くてつい眠くなってしまうのも確かです。
ベビーカーを横に置いて一心不乱に何かを読み耽っている若い主婦がいたりして、金子みすゞを彷彿とさせます。
狭い図書館の中にも色々な人の作り出す風景があります。
書に親しむのは、知的でクリーンなイメージがあって私は好きな光景です。
今日は1月9日は語呂合わせで一休に因んで、とんちの日だそうです。
一休さんは、室町時代中期に実在した臨済宗の僧で、名は一休宗純、「屏風の虎退治」や「このはし渡るべからず」などの逸話で良く知られています。
破天荒で自由奔放ながら聡明な人物であったようで、僧でありながら、70歳を過ぎて20代の女性とど同棲したなどの話も伝わっています。
仏教の菩薩戒で禁じられていた飲酒・肉食や女犯を行い、盲目の女性である森侍者(森女)や岐翁紹禎という実子の弟子がいたなどという話も、子供の絵本などで伝えられている一休さんとは全く別の側面のあった興味深い人物であったようです。
図書館では本や雑誌、新聞等をつまみ食いのような読み方をしても、いろいろと脳を刺激してくれます。
青年がアミューズメントを楽しむように、一見静止しているような図書館の中で、あちらこちらと知が飛び回って遊んでいるというのも良いものです。