映画「ナイトクローラー」を観て

朝、いつもよりずいぶんと遅く目が覚めてしまったと思いましたが、今日はゴミ出しもない日曜日でした。

確か5時ごろに一度起きた記憶はあったのですが、もう一度寝なおして、目覚めたのでした。

台風が行ってしまった翌日はいつも清々しい快晴に恵まれます。

各部屋の窓を開け放って入ってくる風も新鮮に感じられます。

今日の名古屋は、小雨、最低23度、最高30度、風速0.83m/s、湿度58%、朝は晴れていましたが、午後から曇ってきました。

何事も何かをするには、それ相応の時間がかかります。

どうも毎日、デスクトップパソコンを開く度に、エラーが出て再起動します。

何度か再起動することがありますが、一度安定して動くようになれば、たいがいそのままずっと使えます。

一体どこまで、このような状態でだましだまし使うことになるのか分かりません。

昨夜もGyaoで映画を観みました。

「ナイトクローラー」という映画でした。

物語の内容は、テレビ局に悲惨な映像を売って稼ぐ報道スクープ専門のフリーの映像カメラマンが次第に常軌を逸して暴走していく様を描いています。

盗品を売ってコソ泥生活を送っていた青年ルーはある日、事故現場でフリーカメラマンの仕事現場を見たことから、ビデオカメラと警察無線盗聴器を手に入れて、事故の映像を売って金を稼ぐことを思い立ちます。

実際にテレビ局へ映像を持ち込んだところ、彼の撮った一番過激な動画を250ドルで買ってもらうことに成功しました。

それから、物語は疾走する車のように展開していきます。

視聴率を求めて、過激な映像を求め続けるローカル局のニュース番組の熟練女性ディレクターのニーナが、ルーにさらにもっとと刺激的な動画を要求していきます。

その背後には、嫌悪しながらも、普通の映像では飽き足らず、過激な映像を求めてやまない無垢の市民たる視聴者の存在があります。

ルーの次第に良心や人間性を失っていく狂気は、それらの反映でもあります。

かつて古代ローマのコロシアムでは、剣闘士試合で様々な猛獣5000頭が殺され、数百人の剣闘士が命を落とす残虐な光景を、一般市民や女性が観客席に座り眺めていたと言われます。

背後に存在する、そのような普通の市民たちのエスカレートしていく残虐性に薄ら寒さを感じる映画でした。