SF映画「レプリカズ」は、意識も過去の記憶も完全にコピーされて再生されたクローンが描かれている

台風14号が東海地方へ進みつつあるという台風情報を見たのは昨夜でした。

昼頃の情報では、紀伊半島を縦断した後、田原市の南方海上をゆっくり東へ進んでいるということでした。

名古屋の北の方に位置する我が家では、ほとんど影響なく、雨は降っていますがほとんど小雨状態でした。

昼過ぎから、台風は行ってしまったとばかりに、街のあちらこちらから工事でトンカン打つ音が聞こえてきました。

名古屋の天気予報では、にわか雨、最低23度、最高28度、風速1.11m/s、湿度94%、明日は曇り、明後日から晴れ間が見えるようです。

昨夜は久しぶりにGyaoで映画を見ました。

キアヌ・リーブス主演のSF映画「レプリカズ」で、キアヌ演ずる科学者ウィリアム・フォスターが、死亡した人間の意識をコンピュータに移す実験をしているシーンから始まります。

345の数字が記されたドナー用ロボットの合成ボディに移され目覚た軍曹は、「私は誰だ」と繰り返し、自分の体を引き裂きはじめます。

周りのスタッフは慌てて実験を中止しようとしますが、軍曹は暴れ始め、ウィリアムが電源ケーブルを抜いてようやく停止します。

実験は失敗し、バイオナイン社研究所の上司ジョーンズから、今回の被験体345号が成功しなかったら出資者が逃げ出すかもしれないと、ウィリアムに告げます。

ウィリアムは、翌日週末の休みを家族4人で友人のヨットで過ごすため、車で出かけます。

しかし、激しい雨の中、突然の事故で家族4人を失ってしまいます。

ウィリアムは、友人のエドワードの助けを得て、禁止されているクローン人間再生の技術を使って、4人を再生すること決心します。

しかしこのとき研究所から盗み出してきたクローンを再生するポッドが3つしかなく、1つ足りませんでした。

ウィリアムは妻モナ、長女ソフィ、息子マット、末娘のゾーイの札を作り、エドに引かせようとしますが断られ、ウィリアムは一人苦悶します。

一人残され頭を抱えたウィリアムの目の前のテーブル上に、ゾーイの札だけが残っていました。

そしてポッドにDNAが移し変えられ、妻モナ、長女ソフィ、息子マットの3人の身体をクローン化し、意識を移し替え、完璧なレプリカとして甦らせることに成功します。

ただし、3人からゾーイの記憶を消し去るように改ざんして再生しました。

ウィリアムは家族と幸せな日々を取り戻そうとします。

しかし、研究所の上司ジョーンズがウィリアムの家に訪れ、3人の再生に成功したアルゴリズムを渡せと迫ります。

ジョーンズは、部下の男たちを使って、妻モナ、長女ソフィ、息子マットの3人を連れ去ります。

ウィリアムは3人を取り戻し、345号にウィリアム自身の意識をコピーして、ジョーンズたちを倒します。

その後、リゾート地の渚にて、ウィリアムが末娘のゾーイの手を引いて妻モナのもとへ歩み、モナがゾーイを抱きしめます。

最後のシーンは中東の高層ビルの一室、富裕層の高齢老人が車椅子で押されて入っていきます。

そこに待ち構えていたのは、再生されたジョーンズのビジネス案内人と、椅子に座った345号でした。

この映画の中で、意識も過去の記憶も完全にコピーされて再生されたクローンは、本当に自分自身かという問いも投げかけられているように思います。