お寺で人形供養

10月27日、日曜日、晴れ、衆議院選挙投票日です。

午前中に、近くの学校へ、妻と投票に出かけました。

日曜日とあって、子供連れで散歩ついでに投票所へ立ち寄ったような親子やら、ワンボックスで駐車場へ乗り入れてくる家族もいました。

学校の入口に、いつもより活気のある賑やかさがありました。

今日の名古屋は、小雨、最低18度、最高24度、風速0m/s、湿度87%。幸い外出中は雨に遭遇しませんでした。

妻が家にある人形を捨てたいと言い出しました。

お寺で人形供養してくれるというチラシを見て、そのような気になったようです。

私は、妻が亡くなるまで、我が家にそのままそっと置いておいた方が良いのではないかと言いましたが、結局、午後から、そのお寺に二人で出かけることになりました。

初めて訪れたそのお寺は、駅から程なく歩いたところにありました。

かなり大きなお寺で、広い駐車場も近くにありました。

入口に制服を着たガードマンが立っていて、受付の場所を教えてくれました。

受付には、30代から40代位の女性と男性が数人居て対応してくれました。

妻が、名前と町名までの簡単な住所を用紙を書くと、檀家ではないので供養代として500円を徴収されました。

変わっているのは、300円払うと、そこに用意されたレジ袋のようなポリ袋に野菜果物お菓子が詰め放題というものでした。

リンゴは一人3個までとありましたが、オレンジ、バナナ、ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、白菜、小袋の菓子類と、スーパーで購入したらとても300円では買えないほどの量を、ポリ袋に、受付の女性が詰め込んでくれました。

その時には、私と妻以外の来訪者がいなかったので、サービスが良かったのかもしれませんが、このような経験は初めてだったので、少なからず驚きました。

供養してもらう人形は、本殿に控えていた、白いワイシャツに黒いズボン姿の40代ぐらいの男性が受け取って、既に持ってこられた人形の横に、妻が持ってきた袋から出して並べられました。

賽銭箱にお金を投げ入れて、手を合わせて、あらためて並んでいる人形を眺めると、横一列にずらりと並んだ人形の目が一斉にこちらを見ているような気がしました。

対応してくれた男性に御礼を言って、そのお寺を後にしました。

駅に向かう途中で、私は妻と別れて図書館へ図書返却のために寄るつもりでした。

先ほど詰めてもらった少し重いポリ袋を、どうしても妻が持ち帰ると言うので、そこで妻に渡しました。

予定通り、図書館へ寄ったのですが、まだ時間が早かったので、妻にポリ袋を渡して身軽になったこともあって、地下鉄で、栄のジュンク堂へ行くことにしました。

私は、1か月に1度は、栄か名古屋の大型書店へ行くことにしています。

大きな書店では、いくらでも時間を過ごすことができますが、立っているので、腰が痛くなります。

書店で、妻から何か読めそうな小説を図書館で借りてくるように頼まれていたことを思い出しました。

そこで、思い立ち、久しぶりに鶴舞中央図書館へ寄ってみることにしました。

栄から伏見へ移動し、鶴舞線で鶴舞駅に出ました。

一時期、この鶴舞中央図書館へ通ったことがありましたが、行かなくなって随分と月日が経ちます。

鶴舞公園を抜けていくのですが、以前には無かったフードショップが連なった一画が出来ていました。

家族連れや若い男女が、外のテーブルで、ショップで購入したドーナッツやハンバーガーを楽しそうに食していました。

図書館へ入ると、流石に中央図書館らしく、中は広く、休日とあって多くの人が書棚のそこかしこに居ました。

中には身長が1メートル80㎝以上はあろうかと思われる若い女性もいて、来訪者のウォッチングにも興味が引かれることがあります。

芥川賞受賞作、直木賞受賞作、本屋大賞の歴代の作品が良かろうと探し回りましたが、見つかったのは直木賞2冊、いずれも歴史小説でしたが、薄い方の1冊を借りていくことにしました。

帰りは長い時間をかけて地下鉄に乗り、西友とイオンへ寄り、ミカンと牛乳を購入して帰宅しました。

シルバーパスは、今日は6回使用して、累計49回、マージンは、2×27-49=5回です。