名古屋圏は海抜の低い地域が広いので、常に水害の危険を意識しないといけない

9月11日、日曜日、朝から快晴で、風も少し吹いています。

妻はウォーキングと言いながら、駅前のデパートへ出かけていきました。

何をするにしてもモチベーションは必要です。

90歳を超えた義母が、最近フレイルぎみで、妻が心配していました。

足が悪くなって、外へ出かけられなくなってしまったために、刺激に乏しく、今でも杖無しで歩き回れる95歳の義父と対照的です。

今日の名古屋は、小雨、最低25度、最高32度、風速0m/s、湿度57%、昼時、快晴ですがこれから天気が崩れるのでしょうか。

ネットを眺めていて、海抜ゼロメートルの記事に目が留りました。

名古屋圏は3大都市の中で最も海抜ゼロメートルの面積が広いというものでした。

東京、大阪のほとんど3倍近くもの面積があります。

説明図を見ると、名古屋駅の南から西にかけて、濃尾平野全体にゼロメートル地帯が広がっています。

かつて伊勢湾台風で大きな被害が出たことは、あまりに有名ですが、地図上で見るとその広さに圧倒されます。

南極の氷床がすべて溶けてしまうと海面が4.8メートル上昇すると言われていますが、そのような事態が起きたら、名古屋駅の東部丘陵地帯に迫るほど浸水する面積が広がることになるようです。

伊勢湾台風のときの潮位が5.3メートルと言われますから、あのような災害が再来する恐れがあるということでしょうか。

伊勢湾台風の災害を踏まえて海抜ゼロメートル地帯である海部地域には排水路が整備され約130か所ものポンプが常時稼働しているそうです。

それでも2008年8月の東海豪雨では、2日間で年間降水量の三分の一という激しい豪雨に見舞われ、名古屋市内の37%が浸水しました。

当時、名古屋市を流れる庄内川・新川・天白川・境川では、堤防の決壊、浸水被害などが発生しました。

いつ起きても不思議ではないと言われる南海地震では、津波や、堤防などの損壊などによって、大きな被害が予想されています。

記憶に新しい東日本大震災の時には、浸水高では岩手県釜石市両石湾で18.3mを記録し、斜面を上った高さを示す遡上高では、宮古市重茂姉吉地区で日本観測史上最高の40.5mを記録しました。

そのような事態が発生したら、名古屋市の東部丘陵地帯の一部を除いて、ほとんどが浸水する恐れがあります。

名古屋市に住んでいる身の私としては、常に自分が今いる場所の標高が気になるので、スマホで国土地理院の地図を確認するのが習慣になりそうです。

名古屋圏は海抜の低い地域が広いので、常に水害の危険を意識して、心の準備をしておかないといけません。