プラスチックの欠損や摩耗に対しては「BONDIC」の方が良いかもしれない

朝6時、今日も晴れて清々しい空気の中、ゴミ出しをしました。

誰もいない径は、静まり返って、まだ朝の眠りから覚めやらぬようです。

近くのマンションに沿った大きな木が数本、見上げると、半分空を覆った緑の津波のように茂った葉が、径を隔てた反対側に立つ電線に届きそうです。

葉の絨毯の中から、鳥のさえずりが抜けるように聞こえてきました。

今日の名古屋は、晴れ、最低17度、最高29度、風速1.39m/s、湿度46%、昼に向かって次第に気温が上昇しましたが、窓際では微風を感じ爽やかです。

プラスチックの欠損や摩耗に対して、肉盛りして修復するためには、プラリペア一択だろうと思っていましたが、その後調べていて、どうもそうでは無いことが分かりました。

所謂、紫外線硬化樹脂というもので、UV硬化樹脂やUVレジンとも言われ、紫外線を当てると硬化するという、知らない身には、何となくマジックのような、一種うさん臭さを感じさせるものでした。

しかし、これは紫外線によって樹脂が僅か数秒で硬化するため、乾燥の時間が必要ないという夢のような合成樹脂でした。

何となく最近の先端技術のような印象を受けますが、実は1980年代から鉛に変わる製版印刷用の造形材として使われているので、既に40年以上の歴史があるものでした。

実は造形材として、良く目にするのが、女性のけばけばしいネイルアートで、素材として100均でも売っています。

最近は3Dプリンターで樹脂部品を作るためにこのUVレジンが使われています。

機能として、造形と接着の二つがあるので、米国で大ヒットした「BONDIC」はレジン系修復剤のさきがけとなりました。

「BONDIC」はペン先のような細い管から、少しづつ出して、付属の紫外線ランプを当ててほんの数秒で硬化させることができるので、樹脂粉とアセトン系液を混ぜ合わす作業のある「プラリペア」と較べると著しく作業性に優れています。

プラスチックの欠損や摩耗に対してはこの「BONDIC」の方が良いのではないかと思えてきました。

但し、欠点もあって、紫外線自体は有害である為、保護めがねの着用が必須であること、複雑な形状の接合面に対して紫外線が上手く当たらないこと、厚みを作るときは、薄く塗って少しづつ硬化と塗布を繰り返す必要があること、等々があります。

そのような欠点があっても、手軽に作業ができることが、「BONDIC」の魅力です。

ただ、「プラリペア」が¥1,290(税込み配送無料アマゾン)であるのに対して、「BONDIC」は¥2,190と少々高いです。