テレビを大音量で聴くようになった義父に追加スピーカーと音質調整が効果的だった

今日は日曜日、天気は上々で、妻の実家へ重いお米と、93歳の義父から修理を頼まれていた補聴器を届けることになっていました。

名古屋の天気は、最低7.9度、最高19.6度、風速5.3m/s、湿度54%、昨日より気温が上がりました。

車で、走り始めると、カーディガンの上にフリースを着てきたことを後悔するほどの日差しを感じます。

安全にゆっくりと思いますが、曲がりかけた交差点で、突然中年女性が、自転車で横断歩道を走り始めるとぎくりとします。

信号機のある場所や曲がる場所は、常に左右に目を配っていないと、何が飛び出してくるか分かりません。

昼過ぎに予定通り、義父の住むマンションに着きました。

階段を歩いて、ドアの前へ立つと、私が取り付けたインターフォンから義母の耳慣れた声が聞こえてきました。

義父夫婦が既に40年以上住み続けてきたというマンションの鉄の重い扉を開けて中へ入ると、2人ともキッチンのテーブルに座って待っていました。

まずはお米を米櫃の前へ運び、手を洗って、妻とテーブルにつきます。

補聴器のケースの入った箱を妻がテーブルに、先に置いていたため、義父は既に箱からケースを取り出し、補聴器を耳に当てて直っていることを確認したようです。

義母と妻が何か言っていましたが、補聴器が再び使えるようになった経緯を義父に説明しました。

電池切れであったことと、イヤーチップのベントと中のフィルターをマチ針を通して掃除したことを説明しました。

93歳の義父がもう少し若かったら、自分で気づけたはずの内容でした。

電池切れの確認は、5分ごとにぷーぷー音がするはずです。

しかし、最初の警告音を耳に装着した状態で確認しないと、5分という時間はけっこう長いので確認しづらいと説明しました。

電池切れの確認は、むしろ手で軽く握ってハウリングするかどうかで確認したほうが分かりやすいと言っておきましたが、2人とも高齢なので忘れてしまうかもしれません。

補聴器の耳あかの掃除はこまめにとは言っておきましたが、また聞こえなくなった時、私が掃除をすることになるのかもしれません。

補聴器は湿気が大敵なので、出来たらケースにシリカゲルを入れておくように伝えておきました。

義父に補聴器を試してもらって、逆に音が大きいというので、ボリュームを少し小さく調整しました。

義母も最近耳の聞こえが悪いというので、直った補聴器を試してもらいましたが、耳に上手く装着できずハウリング音がいつまでも消えません。

イヤーチップを一番小さいものに交換しましたが、それでも駄目なので義母は諦めました。

義母は、よほど小さいイヤーチップを手に入れないと、補聴器を使えそうもありません。

一通り、補聴器を試してもらって、問題なく使えるようになったので、義父にはとても喜んでもらえました。

以前から、妻が実家へ行った時に、義父が大きな音でテレビを聴いていると、聞いていたので、今日は、私のデスクトップパソコンで使っていた、小さなパソコン用別置スピーカーを持ってきました。

ヘッドフォンジャックが上手く合うか心配でしたが、上手く繋がりました。

義父に、実際に聴いてもらってスピーカーの位置を決めましたが、結局テレビの乗っている台のすく下へ目立たないように置いてもよく聴こるというので、そこに固定しました。

同時にテレビのイコライザー設定で、高音のレベルを上げたので、さらに聴こえやすくなったようです。

絶大な効果があったわけではありませんが、補聴器もありますし、少しでも義父がテレビを視聴しやすくなれば良いと考えました。

帰り際に、義父がテレビで好きなゴルフを観ているのを後ろから覗いたら、普通の音で聞いていたので安心しました。

ともかくも、これで義父の難聴がさらに進行するまで、しばらくは、テレビの大音量で義母が悩まされることはないだろうと思っています。